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シャトー・デ・ゼサール テイスティング・セミナー

FBで投稿していて、ついついおろそかになっていたブログ。
昨日、試飲会ならびにセミナーに参加してきたので、誕生日以来のブログを書くことに。

到着時間が遅れてしまい、試飲もそこそこにテイスティング・セミナーの会場へ。
本日のセミナーはベルジュラックの生産者、シャトー・デ・ゼサールのテイスティングセミナー。

ベルジュラック、聞きなれない産地かもしれない。
ボルドーの東に位置する小さな生産地。
面積はボルドーの1/10程度とか。

ただ、お隣はサンテミリオンなのでテロワールに関してはボルドー右岸に相当。
しかし、市場のイメージが低いので、サンテミリオン、ポムロールといったワインの価格とは大違い。
美味しいワインを安価で手に入れたいのなら見逃せない産地だ。

シャトー・デ・ゼサールがワイン造りを始めた頃はまったく売れず
ラングドック・ルーションなんかのヴァン・ド・ペイ以下くらいにしか見てもらえなかったそうだ。

それが現在、ワイン造りでは品質重視
マネジメントでは価格の高騰を抑えた営業により
世界への輸出が全体の80%を占める企業となった。(家族経営だけど)



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そんな事を最初に聞いてからのテイスティング。
まずは白ワイン。
左がスタンダードなシャトー・デ・ゼサール・ブラン2011
右がプレステージュ・キュヴェ、シャトー・デ・ゼサール・ブラン キュヴェ・プレステージュ2010

色はそんなに大差ないが、造りや味わいはかなり違う。

まず葡萄の収穫。
スタンダードなブランは、葡萄の出来を実際に食べてみて摘み取り時期を決めるそうな。
機械での糖度分析などの表はあてにしないそうだ。

実際食べてみて、美味しい葡萄になった時に摘み取る。
これにより、アロマティックで且つフレッシュなワインができる。
うん、スタンダードでも十分美味しい。

プレステージュ・キュヴェのブランは完熟してから摘み取る。
樽醗酵、樽熟成で、熟成期間は10ヶ月。

葡萄の完熟度からの糖蜜、樽熟成からのヴァニラ、トースト、オークのロースト香
素晴らしいバランスで飲みごたえ十分。



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次のワインは白のトップ・キュヴェ、アダージョ・デ・ゼサール・ブラン2010
シャルドネ100%のワインで、ベルジュラックでは使用葡萄にシャルドネは認められていないので
ワインの等級は「ヴァンド・ペイ」になる。

色からもわかるように完熟のシャルドネ。
オーナー兼、ワインメーカー兼、輸出部長兼、広報部長兼・・・・
私と同じだけど、ほとんど一人でこなしているパスカル・キュイセによれば
ブルゴーニュのようなシャルドネにはしたくなかったようだ。

完熟メロンやバナナなどトロピカルな感じで
どちらかというと、南米のシャルドネに似てる?
私的にはソーヴィニヨン主体のキュヴェ・プレステージュが好み。



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次は赤。
左がスタンダードのシャトー・デ・ゼサール・ルージュ2010
右がプレステージュ・キュヴェ、 シャトー・デ・ゼサール・ルージュ キュヴェ・プレステージュ2008
これも色的にはあまり差がないようだが

メルロー主体、カベルネ・フランのブレンドのシャトー・デ・ゼサール・ルージュ2010
フルーティーながらしっかりとしたタンニンがあり、滑らかな飲み口。
美味しい赤ワインだけど



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シャトー・デ・ゼサール・ルージュ キュヴェ・プレステージュ2008
こちらのワインの重厚さにはかなわない。
このワインはメルロー主体でカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランのブレンド。
ステンレス・タンクでの低温発酵、フレンチ・バリックで12ヶ月熟成。

完熟葡萄からの果実の甘味に強いタンニン。
重厚で飲み応え十分、しかも価格は希望小売1,995円
サンテミリオンやポムロールだったら考えられない値段。



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赤の最後はトップ・キュヴェのアダージョ・デ・ゼサール・ルージュ2008
キュヴェ・プレステージュの選りすぐり、良い年にしか造られないスペシャル・キュヴェ。

ワインがまだ閉じているようで、香りが立ち上ってこない。
「5年間は熟成させてから」と生産者が言うように
もう少し時間をかけてゆっくりと味わってみたいワインだ。



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最後はデザート・ワイン
シャトー・デ・ゼサール キュヴェ・フラヴィ2006

ボトリティス菌の貴腐葡萄60%、自然に乾燥した葡萄(パセリアージュ)30%が使われている。
この2つの葡萄、どのような味の違いかというとパスカル・キュイセは
パセリアージュはドライ・フルーツの味、貴腐葡萄はジャムやキャンディのような甘さと説明してくれた。

この2つの甘さにソーヴィニヨンの酸味が加わり
重量感のあるスイート・ワインとなっている。
とても美味しいデザート・ワインだが、リストに載っていない。

希望小売価格が2,520円(500ml)だから
これもソーテルヌなんかと比べれば格段に安い。

トップ・キュヴェの「アダージョ」とは音楽のアダージョ

ワイン名を付ける時
カリフォルニアのオーパス・ワンに感銘して「オーパス・ツー」
って名前をつけようとした(冗談だろうけど)

音楽が趣味のパスカル・キュイセは「オーパス・ツー」をやめて
色々と調べた結果、音楽の「アダージョ」にしたそうだ。



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セミナー終了後、パスカル・キュイセ氏と
ワインはシャトー・デ・ゼサール・ブラン キュヴェ・プレステージュ2010
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by youlovechiko | 2013-02-28 16:45 | 試飲会・セミナー