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イザベルとセレックを飲んできました

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11月20日、銀座のアルジェントASOで行われた
イザベルとセレックの垂直テイスティング・セミナーに参加してきました。



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ズラッと並んだイザベル、左から2005、2004、2003、2002、2001


94年から造り始めたイザベラ。
愛娘、イザベラちゃんの誕生に合わせて造ったオー・ボン・クリマの最上級ピノ。
その年の、一番出来の良いワインをブレンドして造るのだそうだ。
この辺りは、単一畑の葡萄で造るカレラと一番違うところ。

2005はまだ若々しく、軽やか。これからが期待のワイン。
2004は猛暑に見舞われたとの事。
なるほど、過熟気味の葡萄のようで、果実味が重厚で酸も多め。

2003はオーナーのジム・クレンデネンが言うクレージーな年。
葡萄の収穫が8週間もかけて行ったのだとか。
8週間ていったら2か月間でしょ!
素人が聞いても「クレージー」な事だよね。

こっちの畑の葡萄は熟していて
あちらの葡萄はまだ青々。
そんな感じだったようだ。

でもそこを上手く造ったようで「イザベル・スタイル」が出た
美味しいワインに仕上がっていた。

2002年は収穫の少ない年。
収穫が少ない分、葡萄は一番強い感じで
熟成感が出始めてはいるが、果実味はまだ若々しい。
まだまだ熟成するワインで、一番のお気に入りだった。

2001年は「フード&ワインマガジン」で
イヤー・オブ・ワインメーカーに選ばれている年。
熟成し始めてきているが、まだまだジューシーでバランスも良い。
2番目にお気に入りのヴィンテージ。


ここでグラスがないとの事で
もったいない事にすべてクラッシャーに廃棄。
イザベルちゃん、ごめんなさい、最後まで飲まなくて。





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カレラ・セレック、左から2002、1999、1997、1994、1988


続いてカレラ・セレック。
カレラ・エステートの中で一番小さく、一番古い単一畑。
2002はまだ若い。ハーブや草花の香りが強く、他のヴィンテージとは違う感じ。

1999は干ばつの年だそうだ。1エーカーで1トン以下の収穫量。
パーカーさんが高得点を付けたヴィンテージだけど
オーナーのジョシュ・ジェンセンは
「パーカーは強いワインを好むから」と

干ばつで収穫量は減ったけれど、葡萄は強い葡萄で
色々な要素が絡み合った複雑な構成のワインになっている。





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カレラ・セレック1997


1997はパーフェクトな年だそうだ。
天候に恵まれて、葡萄の収穫も多く
果実味に溢れたとてもジューシーなワイン。
フルーツのアロマも豊かで、一番のお気に入り。

複雑性とかよりも
単純明快、ジューシーで美味しい!それで良いと思うけど・・・

1994年は平均値の年。
参加者の一番人気のワイン。
フランスのピノ・ノワールをイメージできるワインだと
参加者の一人が好みの理由を述べていた。

1997よりも色々混じりあった、確かにフレンチっぽいワイン。
タイプ的には1999のような感じ。




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カレラ・セレック1988


最後に1988
20年以上経っているのに、果実味がまだ生き生きしている。
主催者の野田宏子ソムリエが、カリフォルニアのピノも熟成する事を伝えたかった
から今回の垂直テイスティング・セミナーを開いたとコメントしていたが
このセレックなら、まだまだ熟成しそう!

これが最後なので
セレックはクラッシュしないで全部飲みほしましたよ~(^_^)/


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最後にカレラのジョシュ・ジェンセン氏と
年賀状にする良い写真が撮れて大変満足なセミナーでした!!
by youlovechiko | 2009-11-21 18:46 | 試飲会・セミナー
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