エレガント系サンジョヴェーゼのあとはパワフル系サンジョヴェーゼ。
ポッジョ・ベルタイオのチンボロ。
同じサンジョヴェーゼという品種で、こうも違うワインができるのか!?
というくらい違い、パワフルなワインだ。
「テロワールと造り手」
こんなセミナーやれば
一番わかりやすい例じゃないかな。
ポッジョ・ベルタイオの旗艦ワイン、クロヴェッロ。
カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%のボルドー・ブレンド。
チンボロよりさらにパワフル。
タンニンの量もハンパなく凄い。
ロバート・パーカーがいうように、トップクラスのボルドーワインって感じのワインだから
1万円くらいのボルドーならこっちの方がいいね。
次はスーパー・タスカンの火付け役となったサッシカイアの産地ボルゲリ。
サッシカイアやオルネッライアと親戚筋、カステッロ・ディ・ボルゲリ。
カステッロ・ディ・ボルゲリのセカンド・ワイン、ヴァルヴァラ
セカンドワインながら、葡萄の選別が素晴らしいためか
完熟葡萄の甘いタンニンがありフルーティー。
骨格もしっかりとしていて、造り手の丁寧さが伝わってくるワインだ。
本日のNO.1は
カステッロ・ディ・ボルゲリ・スペリオーレ
エスプレッソ誌でサッシカイアに次ぐ17.5点を獲得している。
サッシカイアは18点、オルネッライアは17点。
前の2004ヴィンテージのコメントと同じように
完熟した赤い果実やカカオ、チョコレートの風味。
バランスは見事で、試飲じゃなくてゆっくり飲みたくなるワインだ。
最後に、バルバレスコの生産者、ソッティマーノのお嬢さんが来日していたブース。
バルバレスコの品種、ネッビオーロはタンニンが豊富なのが特徴だけど
ここのワインはさらに凄い。
葡萄のパワーがありすぎるので、ちょっと熟成が進まないと販売は難しい。
ソッティマーノで扱っているのは
ドルチェット・ダルバ ブリック・デル・サルト
こちらのワインは赤いチャーミングな果実味で人気。
ソッティマーノのお嬢さんと
個人的にはタンニンの強いバルバレスコは好きなので
バルバレスコ・コッタをご馳走になった。